2023年11月30日
筋力の低下について
ブログ
筋力の低下についてどうしても理解しにくい部分があるようですので
繰返しにはなりますがご説明します。
目次
- ○ [筋力とは]
- ○ [筋力を維持する為には]
- ○ [まとめ]
[筋力とは]
様々な症状の原因となっているものの一つに、筋力の低下があります。
筋力の低下についてどの様に理解しているのか、ですが大体の方は
身体を鍛えれば筋力が強くなると思っている様で、誤解があるようです。
身体を鍛えて筋肉量を増やす事は、筋肉量が極端に少ない方にとっては
必要だとは思いますが、普通に生活していく事で必要な筋肉量は維持できると
思いますので、必ずしも誰しも身体を鍛える必要があるとは言えません。
そもそも身体を鍛えて筋肉量を増やす事と、
筋力が強くなる事はイコールではありません。
ですので筋肉量が多い方が筋力が強いということは必ずしも言えません。
筋肉量が多い人でも筋力が弱い人もいらっしゃいますし、
逆に筋肉量がそれ程多い方でない人でも、筋力が強い方もいらっしゃいます。
この部分が皆さんが理解しにくい事の様です。
勝どき治療室では施術を行う前に様々な診断をしますが、
その中に筋力テストがあります。
その筋力テストは、神経伝達の状態を診ていますので、例えば腰痛がある方では
腰を支えている筋肉(腹直筋・大腰筋・中殿筋・腸腰筋等)を検査しますが
この中の筋肉のいくつか、あるいは全ての筋力の低下が認められる事が多いです。
では何故筋力が低下してしまうのか?ですが、原因は様々ですが
同一姿勢を長時間続ける事により筋肉疲労が起こり、その結果身体が歪み、
神経が圧迫される事により痛みや凝り等の症状が出現してしまうのです。
また、事故等で衝撃を受けた場合にも神経に影響を与えてしまう事もあります。
よくご質問をされる事の一つに
筋力を強くするのにはどうしたら良いですか?とご質問を受けるのですが、
先程の様に筋力が低下している場合に、自力で改善させる事が可能かどうかは
実験もしていませんし、統計も取ってはいませんので、解りかねますが、
程度が軽く症状が出現してから間もないうちは、自力での改善がもしかしたら
可能かも知れませんが、症状が出現してから時間が経っている場合は、
自力では改善する事が困難な場合が多いと思います。
施術を受けて弱かった筋力が強くなり、その後、強くなった筋力を
弱くならない様に維持する事は可能であり大事ですので、
是非実行して頂きたいと思います。
[筋力を維持する為には]
それは、どういった事を行えば良いか?ですが
行なった方が良い、と言うより行わない方がいい事の方が多いのです。
例えば
たとえ良い姿勢とは言え、長時間同一姿勢を続けない。
一方づいた姿勢を避ける➡︎横座りをする時は同一方向ばかりではなくバランス良く座る。
➡︎鞄等を同じ方の肩に掛け続けるのは避ける。
➡︎立位時、同一片足立ちを避ける。
➡︎あぐら座りの場合足の上下を替える。等
先程もお伝えしましたが、筋肉疲労により身体が歪み、その結果
神経伝達が悪くなり、筋力が低下し、痛み等の症状が出現した場合
身体を鍛える行為は、歪みを助長してしまいますので、症状を悪化させてしまいます。
ですので痛み等の症状がある時は荷重のかかる身体の鍛え方は避けてください。
[まとめ]
身体を鍛える事は、生活習慣病の予防にもなりますので否定はしませんが、
くれぐれもやり過ぎには注意して、痛み等が出現した場合には中止してください。
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